人に踏まれた小さな草も 思い思いの花を咲かせる 山道を歩いていたら、崖っぷちに、小さな花 が咲いてい
た。この花の存在をどれだけの人が気付いていただろう。この花は時期が来たら咲いて、時期が来たら散ってい
くのだろう。人に見られようが見られまいが、喜ばれようが喜ばれまいが 自分の花 を咲かせて散る 。
人それぞれに与えられた人生を、まとめて 「人生とはこうだ」 と語ることはできないが現実は現実としてうけ
とめ、今やるべきことをやる。努力を怠らず、明るく生きる。どう考えても理解できないことも、納得できない
ことも、不幸が重なることも、大災害にあうことも、いろいろあるだろう。しかし、後ろに目がない のだから
前を向いて歩く。今、歩くべき道をひたすら歩く。泣いて歩くのも笑って歩くのも、自分の 心の捉え方 一つ、
前を向いて正しく歩けば、状況は必ず 好転 し、心は確実に 成長 するのではないだろうか。
心が乱れた時、自分の 「心の鏡」 をのぞくと曇っているから 「あるがままを」 を映すことが出来ない、よっ
て 迷 ってしまう。曇りの原因 は、とらわれ、こだわり、我欲、プライド、であったりする。自分(エゴ)を
捨てて、 「無心」 になれば おのずと答えは出てくるつまり、心を苦しめる原因は外にはなく 「心の捉い
方」 にあることに気づく。
木八郎
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