「雪とだるまストーブの組み合わせがすごくいいね」…揺れる炎とスルメの香りで心と体を温めて、奥津軽に
冬の到来を告げる津軽鉄道のストーブ列車の運行が1日、始まった。一番列車には30人が乗り込み、だるまスト
ーブの中の揺れる炎で心と体を温めた。運行に先立ち津軽五所川原駅で開かれたセレモニーで、同社の澤田長
二郎社長が「多くの方が五所川原、沿線に来てもらえるよう、今年も頑張りたい」とあいさつ。三弦小川会の
津軽三味線に見送られ、午前11時40分に発車した。出発を待ち構えていたかのように雪が降り出した外の寒さ
とは対照的に、車内は石炭が燃えるストーブと乗客の熱気でぽかぽか。ストーブ列車名物のスルメの香りや、
津軽半島観光アテンダントの津軽弁の接客も、乗客の心に灯をともした。
ストーブ列車は3月31日まで、津軽五所川原−津軽中里間を1日2、3往復運行する。
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