晩秋の奥入瀬渓流

長さ十三四間。水は緩く流る。水中の魚を見るべし。右岸を下る。路も緩也。と詠わしめた彼の詩人大町桂月

晩秋の奥入瀬渓流を歩いてみた。秋賑やかだった紅葉の葉も落ち、かわりに木々の間から射す木漏れ陽が奥入

瀬の渓流の川底をも通して秋の陽が射しこんでいる。透き通った川底に山女がじっと動かないでいる。冬への

準備をしているのだろうか。渓流には人一人いない静かさの中、何の鳥か解らないが鳥の鳴き声が遠くに低く

響き聞こえてくる。

秋の賑やかな紅葉の観光シーズンも終わり、車一台通らない貸切状態の中で晩秋の奥入瀬渓流がゆっくりと

秋の終りと冬支度に入ろうとする自然の移りぎを淋しくも感じた一日だった。


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晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
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晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流
晩秋の奥入瀬渓流

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