事故を忘れるから、事故を起こす


「忘れた頃に事故は来る」と耳にしますが、ある会社の社長さんは「事故は忘れた頃に来るのではなく、起こ

した事故を忘れるから、事故を起こすのである」と戒めております。何事もそうであるように、ものごとに慣

れることは大切だが、慣れすぎると初心を忘れてしまうのでございます。

自動車の習いたては十二分に注意を重ねて安全運転をしているが、いつしか慣れると安全運転の規制よりはみ

だし、事故安易な考え方、妥協から思わぬ事故を起こしております。こんな時、要求されてくるのが自己反省

と言われます、「失敗した」「悪かった」と反省できる人は信頼されます。慣れによる初心の忘却は自己過

信、増上慢となって現れます。謙虚と素直さのある者は自己の行為に責任を持って物事を処理していきます。

何事も初心を忘れずにしたいものです。

木八郎

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