浄法寺町天台寺名誉住職の瀬戸内寂聴寂聴節

人間には『心』があるから悩みが尽きない


東北最古の名刹(めいさつ)として知られる、二戸市浄法寺町の天台寺(菅野澄順住職)で7日、秋の例大祭

が開かれた。時折、日が差す穏やかな天気の下で、同寺名誉住職の瀬戸内寂聴さん(90)が恒例の法話を行

い、参拝客3千人(主催者発表)が明るくユーモアたっぷりの寂聴節≠ノ耳を傾けた。

寂聴さんは「人間には『心』があるから悩みが尽きない」と強調。その上で「生きていればつらいことはある

が、試練と思って受け入れて。死んでしまったら何もならない。希望を持ち、努力して生きましょう」と優し

く語り掛けた。

また、「生きている間は何でも愛することが大切。90年生きてきた、ばあさんが言うんだから信じなさい」

と話し、会場の笑いを誘った。

                           木八郎

この掲載物についてのお問合わせはこちらからご連絡ください。