体力が衰えても自宅で暮らすにはコンパクトな暮らし方がポイントのようです。 | |||
89歳の実母を今夏に見送ったという山梨県富士吉田市の勝見恵子さん(57)。介護をしていて、「ベッド
から数歩で段差なく行ける所にトイレや風呂場があれば、自宅で住み続けられる」と気付いたそうです。 今は義母を介護しつつ、夫と3人の暮らし。「小さくてよいので、放射状にトイレ、洗面、風呂、小さな台所 がある、そんな設計の部屋なら十分。実母にも義母にも、住み慣れた家が一番住みたい場所」と勝見さん。い ずれ建て替えか住み替えをする時は、できるだけ人手を借りずに自宅で過ごせるよう、コンパクトな部屋に、 と言います。 京都市の河田美穂さん(52)は、築80年で商家だった実家の家屋を5年前に建て替えた体験を寄せてくれ ました。実家は趣ある建物だったけれど、70歳代の両親には広くて寒くて、手入れもたいへんになっていた そうです。「父は生まれてから過ごしてきた住まいでもあり、建て替えに難色を示したが、今はコンパクトで 自分たちの体力に合っていると、新しい趣のある日本家屋に満足。『もっと長生きしなきゃ』と張り切ってい る」とのこと。 住まいも、年齢に応じたモデルチェンジが必要ということのようです。 木八郎 | |||
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