蒸気機関車「D51 241」が実物の4分の1で完成

25馬力の機関車はボイラーや、本物の石炭と水を載せる炭水車を備え、時速40キロほどで走ることができる


北海道工業大(札幌市手稲区)の契約職員長岡正忠さん(67)が手作りしてきた蒸気機関車「D51 241」が、

31年がかりで完成した。実物の4分の1の大きさで鉄製の、全長5メートル35センチ、重さ900キロ。今月末に同

大の実習助手を退職する長岡さんは、「現役でいるうちに完成させたかった。この機関車は、高校からスター

トした教諭人生の集大成です」と話す。長岡さんは、富良野工業高勤務の2年目だった1981年、生徒に物作りの

楽しさを知ってもらおうとD51の製作に着手した。札幌工業高を経て、2007年からは道工大で金属加工実習の助

手を務めながら、実習室の一角で作業を続け今月13日に完成した。石炭列車として活躍したD51を忠実に再現し

ようと、ほぼすべての部品はボール盤や旋盤などで手作りした。25馬力の機関車はボイラーや、本物の石炭と

水を載せる炭水車を備え、時速40キロほどで走ることができる。

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