2011.03.11の東日本大震災が東北を襲った・豊かさとはなにか

人それぞれの立場での幸福の感じ方が違う


人間はもともと幸福になるように生まれて来ている。親から子そして孫、代々生きて行くこのサイクルに幸福

が埋め込まれてあると思うのです。2011.03.11の東日本大震災が東北を襲った、まさに地獄絵図であった。そ

してこの不幸な大震災から人々必死に立ち上がろうとする姿がテレビ、インターネット等で流れ、それを見た

人々が世界から日本全国から支援の手が差し延べられたのである。なぜ人々が心を揺り動かされたのであろう

か。人間には身近な現実の問題と共生する知恵を持っている。身近な現実の問題だけを取り上げれば「人の不

幸は蜜の味と言う諺」があるが、他人の不幸になって居ることは自分に幸が回ってくるのではないかと都合良

く考えることもできる、自分にあって都合が良いのは幸と、都合が悪いのは不幸、と単純に思っている処に人

間はサディステック的な面を持合わせているのではないか。人間は集合団体いわゆる共生する社会でなければ

生きていけない事を知っているのである。その集合団体の一番基本になるのは、家族であり親子関係にある。

親子関係が崩れることは家族が崩れることであり、集合団体いわゆる社会が壊れることに繋がる、不幸の始ま

りである。ちなみに先日ブーウタン国王夫妻が来日した、そのブーウタン国は幸福度世界一の国だそうだ。

親と子はどうか、親子は基本的に幸福になる為に選ばれて生まれて来るDNEを組み込まれていると思うのであ

る。親と子はお互い安心し合える関係で支えあっている。お互い安心して支えあっていることに幸福が組み込

まれていると言えないだろうか。大震災、津波、台風と日本は千年に一度と言われる未曾有な災害に多くの人

達が土地、家屋、仕事と全財産を失っている。いわゆる無一文からの出直しである。その中から必死に立ち上

がろうと地域イチガンとなって支えあう第一歩を踏み出した時が一番つらく、苦しい、決断をしている。地

域、(集合団体)は人と人との集まりであり、それを無くして人は生きて行けない事を人間はしっている。だ

から人間は地域の人となかよくコミ二ケションをとり、なるべくトラブルを起こさないように地域に溶け込ん

で行く術を身に付けている。このように安心仕会える家族がいるのを幸福と感じるか、社会の一員として人と

人の絆を保ち支えあう優しさを持つのを幸福と感じるか、人それぞれの立場での幸福の感じ方が違うのであ

る。

この掲載物についてのお問合わせはこちらからご連絡ください。