電機産業の今と昔の世相の移り変り 

作ったモノを売る・売れるものを創る。この違いは。


日本の電機産業、特にテレビ産業界である。かつてテレビは、日本電機産業の輝かしい成功の象徴だった。と

ころが今や、パナソニックは4000億円を超える赤字を計上し、テレビ事業の縮小を発表。ソニーは、7年連続で

累計5000億円の赤字を計上し、サムスンとの合弁を解消、事業を縮小すると発表。シャープは辛うじて黒字を

確保したが、“亀山ブランド”と持てはやされたテレビ工場を中小型パネル用に転換した。

日本のテレビメーカーにかつての面影はまったくない。パナソニックも、ソニーも、シャープも、「こんなは

ずじゃなかった」と思っているのではないか。しかし、カズが言う通り、残念だが、これが日本の実力なので

ある。「作ったモノを売る」のは先進国のエゴだ韓国サムスンが「売れるものを創っている」のに対して、日

本は「作ったものを売ろうとしていた」のである。我が業界も考えさせられる。

                                みなと宅建つぶやき日記

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