スズメが21年間で約6割減少 国内のスズメの個体数が過去約20年間で約6割も減ったとする報告を立教大と岩手医科大のグループがまとめた。環境省の委託を受けた山階鳥類研究所が全国で実施している 鳥類標識調査のデータをもとに推定した。1987年から2008年まで調査を継続していた全国31カ所の標識ステーションのデータを調べると、全体では毎年7万羽前後の鳥がつかまえられてきたが、スズメは当初の4千羽前後から最近は1千羽前後に減った。割合では、全体の6%だったのが2%以下になった。 さらに、各地の傾向を総合的に解析、周期的変動なども考慮して検証したところ、スズメが21年間で約6割減少したという結果が得られた。 八幡太郎
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