日本は春夏秋冬の四季がはっきりしている。春の土の香り、夏の力が溢れる緑葉、秋は紅葉と食欲の秋、冬は雪

で一面別世界のおとぎの国へ。四季がはっきり解るのも日本の風土である。日本独特な感性を四季を通じて季節

から教えらているような気がする。目で見る色の按配、舌で味わう舌触り、歯で味わう歯ざわり、独特な感覚特

徴を身に付けている。春夏秋冬の四季がはっきりしている国からなのだろうか。

今は秋です。日本の秋は紅葉の彩りが南から北へと移動しながら紅葉のシ−ズンに向かいます。中でももみじは

日本人の心をとらえて離さない雰囲気を持っている木です。夏の日差しをさえぎり、葉の間も涼しげに風を通

し、夏の暑の涼を求めさせてくれる木です。秋はもちろん貴賓に満ちた姿で紅葉をあでやかに着飾り我々に秋を

堪能させてくれます。その艶やかな姿も「つるべ落とし」のようにあっと云う間です。　日本人の持つ感性でし

ょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2011.11.08



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