東日本大震災で岩手県田野畑村 我が心に思う日本のふる里

群青色した海をやさしくつつみ山々から生まれる、我が心に思う日本のふる里


2008年03月03日

先日ス−パ−で田野畑村の牛乳をかったさいに早採り昆布です、牛乳を買ったかたにサ−ビスしていますとの

ことで頂いた。家に帰って早採り昆布レシピをみながら、岩手県田野畑村、太平洋の荒波と栄養分が豊富な親

潮(寒流)のおかげで良質な昆布が育ち、加工品としては、だし昆布、すき昆布、根昆布等があり、早採り昆布

とは2月下旬から3月下旬にかけて、わかいうちに採ったものが早採り昆布とのこと、さっそく頂きました。湯

通しして酢の物で、磯の香りがしてとても美味しくいただきました。引き昆布のようにして、油上げと、人参

を入れ煮物で頂きました。これも磯の香りがしておいしくいただきました。

あと昆布巻きにして大根と煮込みこれも磯の香りと昆布の柔らかさでとても美味しく頂きました。はじめての

賞味、本当においしかったです


上記の記事は2008年3月3日21世紀の彩り・芸術文化、部屋探しイン八戸パ−ト1 ぺ−ジから抜粋したもので

す。今から3年前の岩手県田野畑村を消費者の視点で捉えたものです。

2011年3月11日、東日本大震災で被害にあった方々に心よりお見舞い申し上げます。

東日本大震災で壊滅状態になったあの岩手県田野畑村です。私が心に思う日本のふる里が田野畑村にあるよ

うに思われてならない。三方に囲まれた深緑で清々しい山を背に群青色した海をやさしくつつみ山々から生ま

れる川(渓流)が流れこんでいる。山では山菜取りの人、渓流では渓流釣り、海では磯釣りの人、山菜取りの

人に取っては山は宝の山に見えるようです。また海に沿って山がありその山の奥は牧草地があり春から秋まで

放牧が行われ牛ものんびり育ち田野畑の牛肉、牛乳は東北ではブランドになりつつあつた。

海は海で磯釣りあり沖では船釣りが出来、釣人には宝の海にみえてならないようです。磯では昆布、雲丹、鮑

が取れ、磯で釣れる魚、ソイ、アブラメと我々日本人が舌鼓するほど口に合う磯の香りと魚が美味しい海の幸

が豊富に採れ磯で漁師が出来る、まさに日本のふる里と言った田野畑村だった。

田野畑村の歴史はまさに津波の歴史と言っても過言ではない南三陸地震に始まりチリ地震、田野畑村は津波に

破壊されその度、何人もの犠牲者を出した歴史を持っている。その為海岸線に沿って世界一の万里の長城かの

ように湾を包み込むように防潮堤を建設し歴史的津波の恐怖と破壊を繰り返さないように対策をしてきたので

ある。しかし、それをも凌ぐ今回の東日本大震災である千年に一度とも言われている大地震と津波である。万

里の長城のような防潮堤を築きあげてきても想定外の大きさの津波だった。だけど昔の田野畑村の村民と今

の田野畑村の村民はやはり万里の長城のように時間を掛けてもこの防波堤を築きあげたのである。田野畑村が

津波の歴史を知っているがゆえの知恵であり先人の教えを教訓として生かし、この未曾有な危機でも犠牲者を

少なく難を脱したのかもしれない。

私の心に残るふる里の一つに、田野畑村の歴史と伝統を伝えて行く姿に日本人の未来を見たような気がした。

緑深き山、群青色した海のやさしさ、清く流れる里の川を私の心に残るふる里に上げたいと思います。一日も

早く穏やかに平和な時が訪れる事を願ってやみません。

これに先立ちこの東日本大震災で亡くなった方々に対し謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌
                                
                                         2011.05.01

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